お花見

まだ見ぬあなたへ
こんばんは。

 

今日のお題は「お花見」です。
高校から大学、社会人になって数年くらいまでは、2011年くらいまででしょうか、高校時代の文芸同好会の同期の会長がお花見を企画していました。

 


参加者はもともとが兼部の多いグループだったので、アニメーション漫画研究同好会と物理化学部とマンドリン部の部員もいました。年々集まりが少なくなり、お互いの進路の報告が年賀状ですら完全に途絶えたり、途絶えかけたり、道が分かれたように見えた頃、メンバーのうち数人との年賀状程度の関係を残して、実質年末の忘年会と共にお花見はほとんどないようなものになったと思います。

 


今でもあの節目節目で付き合いを続けられる最善の選択肢はなんだったのだろうかとか、自分か相手がどこかの部分で破滅することでしか目的を達成できないという計画を立てていたから仕方なかったんだろうとか、いろいろ思い巡らすことがありますが二度と出席しなくなった友達には会うことも連絡が復活することも見込めないので、思い巡らすことすらも疲れてやめてしまいます。

 


高校の近所にある業務用のお菓子屋さんなどでお菓子やお酒を買って高校の近所の公園でお花見をして、駅前のカラオケに行って、それぞれ都合のいい時に帰宅して、だいたい誰が何の歌を選曲するかなんとなくわかっていて、それでいていつも、みんなその時期その時期に好きな歌も歌ったりして、自分の気持ちのこもった持ち歌があってすごいなと思った記憶があります。

 


桜の花は好きです。今、桜の花を見ても、特にこれといったことを鮮明には思い出しません。別に平安時代の人が桜の花に向かって歌を作ったみたいに感傷に浸ることを意味があることには思えません。今は文芸同好会のメンバーで見たお花見のことを思い出すのがつらいです。

 


今はグループがあったら関係をどうやって維持して行くか、以前よりは知っているつもりですが、その態度が社会人以降に知り合ったグループに対してできているかというと、なんとなく克服できずに密接なグループ活動から距離を置いている部分を自分の中に感じます。